ネッド・ドヒニー "Hard Candy" ピーター・クリス"LET ME ROCK YOU"

新型コロナウイルスの影響で休業していたディスクユニオン下北沢店が営業を再開したので久しぶりに先日行ってきた。

この店に1ヵ月以上も足を運ばないのは上京して来てからの8年の間では無かったこと。


入り口に設置してあった心なしか桃の香りのするアルコール液で手を消毒してから久々のディグ開始。


新着中古レコードの入った棚の前に立ち手前のレコードから奥に向かって1枚、1枚パタパタと倒しながらお宝探索をした後は、

中学時代にどハマりして馬鹿の一つ覚えのように毎日聴いていたKISSのコーナーへ


前述の通りここでも1枚、1枚パタパタと見ていくと見慣れぬジャケットが、、、

手にとってタイトルを確認してみると

"PETER CRISS"の文字が


KISS初代ドラマーのピーター・クリスのソロはメイクしてるジャケットのヤツしか知らなかったので即購入。

オランダ盤で2300円くらいだった。


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早速、家に帰って聴いてみた。

ピーター・クリスというとKISSでボーカルを担当した"Beth"とか"Hard Luck Woman"などのバラード系の曲をあの軽〜いしゃがれ声でしっとり歌ってるイメージがあって

このアルバムもカントリー調の静かなやつ聴かせてくれるのかなぁと思いきや全体的に元気な古き良きハードロックといった感じのアルバムだった。

コレは日曜に昼間からビールでも飲みながら聴く用にしよう。


それとこの日は、1ヶ月前にAmazonで購入していたレコードが海外からやっと届いた。

3枚購入したのだが今回届いたのは1枚


開けてみるとネッド・ドヒニーハードキャンディ


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実に夏らしく清涼感たっぷりのジャケット。

後ろにある木と青い空がなんともシティポップ感満点なのだがこちらのアルバムはシティポップではなくAORな作品という話しらしい。


このアルバムのジャケットはディスクユニオン店頭の壁紙などで見たことがあり、

存在は知っていたが特に興味もなく全く聴いたことがなかった。

僕は今までずっとロックやパンクなどの激しい音楽ばかり好んで聴いていたからだ。


しかし、昨年に30代の仲間入りしたあたりからもっと色んなジャンルを聴いてみようと思い始めた。

そんな中でYouTubeで見つけた元"森は生きている"の岡田拓郎氏と"Roth Bart Baron"の三船雅也氏によるチャンネルBIZARRE TVで

このネッドドヒニーのアルバムが紹介されてたのでAmazonでポチった訳だ。


聴いてみるとジャケット通り、爽やかな大人のロック?

ポップ要素の多いロックな感じに聴こえた。

オシャレである。

驚いたのはこのアルバムが発表されたのが1976年ということだ。


日本ではおよげたいやきくんがヒットしたり

テレビでは主演中村雅俊の"俺たちの旅"が放送されていたり

アントニオ猪木がウイリアム・ルスカと異種格闘技戦を行った年に

ポップで今風なこのアルバムが作られたと考えると、不思議な時間のギャップの様なものを感じずにはいられなかった。


もう季節は初夏なのでサブスクで通勤時にでも聴くことにしよう。