浜田省吾について語れパート1 "愛奴"

僕がまだ幼い頃、父親の車のカーステレオでかかっていた音楽といえば浜田省吾だった。


それを毎週出かける度に英才教育の様に繰り返し繰り返し聴いていたおかげで

今ではほとんどの曲を知っているだけに留まらず、どのアルバムが何年に出て同じアルバムでも新旧ミックスが違うものがあるところまで知ってるくらいの浜省ファンになった。

当然このブログでも書きたいと思うのだが、大変長い文章になりそうなので少しずつ小出しにしていこうと思う、、、笑


そんな大好き浜田省吾パート1はこちら


浜田省吾が1976年のソロデビュー前に1972年からドラム&ヴォーカルとして在籍していたバンド"愛奴"

吉田拓郎のバックバンドを担当していたことでも知られるバンド。

そのはいからなバンド名の由来は"メンバーが惚れた芸者の名前の愛奴(あいやっこ)から"説と

当時劇場で放映されていた栗田武原作の官能的作品"愛奴"からの説がある。


メンバー全員が大学を中退して故郷の広島に戻って半年間練習した後、度重なる偶然の末

広島のアマチュアミュージシャンがあれよあれよと数千人を前に吉田拓郎のバックバンドをやる迄に上り詰めたのは大変な快挙だ。


そんな愛奴で僕が1番初めに知った曲がこれ


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この"二人の夏"は浜田省吾のベストアルバムの1曲目に入っていたことで知った。


1975年にファーストアルバムと同時発売されたこの7インチを

僕は都内のレコ屋を色々まわってずっと探していたが見つからず、ヤフオクで手頃な値段で出ていたので落札して手に入れた。


が、、、


仕事帰りにふらっと寄った幡ヶ谷のELLAレコードでヤフオクで落札した価格よりも少し安い価格で売っていた。


人生なんてこんなものである。


初期のビーチボーイズからの影響を強く感じられる様なウエストコースト・ロックな仕上がりのこの曲はこれからの暑い季節に最適。

何年か前にレンタカーで熱海に行った時、国道135号を走ってる最中にこれをかけたら

リゾートホテルが建ち並ぶ熱海のロケーションとバッチリ合ってなんとも言えぬ勝ち組感を味わうことができたので海辺のドライブにはおすすめ。


そして最近やっと手に入れたのがこれ


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"恋の西武新宿線"

愛奴の2nd EPである。これも1975年発売のもので、あまり刷られていなかったのか全然見つけることができなかった。

どうやって入手したかと言うと、

やはりヤフオクでお財布に全然優しくないお値段で入手した。


たまんねぇ〜なぁ〜。


「9月の夕暮れ」

と歌詞に出てくる通り、秋口の少し肌寒くロンT1枚着るくらいが丁度いい気温の時期に聴きたい曲と思ってるのは僕だけかな?笑

西武新宿線を舞台とした純文学的な歌詞がなんとなくだが、バブル前夜のギラギラし過ぎないモダンな街並みや人の流れを想像できてオシャレに感じる。


もっぱら京王線ユーザーの僕は西武新宿線にはそこまで思い入れはないのだが12年前

高校の友人が卒業後、高田馬場のホテルマンの専門学校へ通っていた時に井荻に住んでいたので、そこへ遊びに行った時の事を

これもなんとなくだが思い出す。その同級生は今は地元の新潟県柏崎市に帰り車屋のディーラーとして活躍している。


話はそれたが

昨今の世界的な和モノライトメロウ、シティポップブームに乗ってこの愛奴というグループが再注目される日も近いと僕は思う。


今回紹介した"二人の夏"と"恋の西武新宿線"の2曲が収録されている愛奴のデビューアルバム


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こちらを皆様も今年の初夏から秋口にかけて聴いてみてはいかがでしょうか?